パッシブ運用(インデックス運用)をするならさらに知っておきたい、様々な指標について
以前の記事で、国内株式関連のインデックス(指標)について説明しました。
investor-n.hatenablog.com
今回はさらに、日本国に限らずインデックス型の投資信託でよく利用される指標についてまとめていきます。
先進国型
MSCI コクサイ・インデックス
アメリカの会社である、MSCI社が提供する外国株式インデックスで、
グローバル投資の際のベンチマークとして最も有名なインデックス シリーズです。多くの投資信託がMSCI社が提供するインデックスと連動するパッシブ運用をしています。
MSCIコクサイ・インデックスは日本以外の先進国を対象としたインデックスで、国内で先進国型投資を行う際によく利用されます。
特徴としては、
先進国の金融緩和に連動して上昇する傾向があります。
新興国型
パッシブ運用(インデックス運用)をするなら最低限知っておきたい日経平均株価とTOPIXについて
投資信託には、アクティブ運用とパッシブ運用があるという記事を以前書きましたが、
investor-n.hatenablog.com
パッシブ運用を把握するために、理解しておきたい2つの概念について説明します。
改めて、投資信託におけるパッシブ運用は特定の相場に合わせて目標を決めるような運用方法となります。
その時によく使われる2つの国内株式の指標について説明します。
日経平均株価について
東証1部に上場している銘柄の中から選んだ225銘柄の平均株価が日経平均株価となります。
そのため日経平均株価は日経225ともよばれます。
代表的な企業は、
食品系であれば、サッポロ・アサヒ・キリン
繊維系の東レ
自動車系ではトヨタや日産自動車
情報通信系ではNTTやソフトバンク
等などの企業で日経平均株価を構成しています。
stocks.finance.yahoo.co.jp
TOPIXについて
東証株価指数をアルファベット表記したものを「TOPIX」といいます。
東証一部に上場する全銘柄を対象とする株価指数で、昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、
その後の時価総額を指数化したものです。
投資信託の選び方 アクティブ運用とパッシブ運用について
投資の運用方針として、
- アクティブ運用
- パッシブ運用
があります。
まずはそれぞれの内容・意味を伝え、次にそれぞれのメリットについて書いていきます。
アクティブ運用について
一言で言うと、「市場の状況・指数によらず、好成績を目指す運用スタイル」です。
具体例を挙げると、
国内株式をメインに運用している投資信託の場合、
日経平均株価や東証株価指数などのデータを追っていき、それを上回るように運用をします。
経験豊富なファンドマネージャー指示のもと、個別に銘柄を調査・分析をします。
その結果より、銘柄を選定して運用することで、市況や指数によらない運用をします。
そのため、信託報酬・手数料などの運用コストがパッシブ運用に比べて高いという傾向があります。
ただし、しっかりしたファンドマネージャーが管理しているということから、
預けたお金は損をさせないという力が働きます。
パッシブ運用について
一言で言うと、「市場の状況・指数に連動する成績を目指す運用スタイル」です。
アクティブと比較すると、投資対象の選定が機械的になる分、信託報酬・手数料などの運用コストが下がります。
長期的に保有する場合、パッシブ運用のほうが安定する傾向にあります。
また、現在の成績も市況を見るとある程度判断できるため、個別に成績を見なくてもある程度の保有資産が想定できます。
一方、市場の相場が高いときはいいですが、低いときは損をします。
それは、機械的に運用をしているために、リスク回避を運用者がしないためです。
アクティブ運用・パッシブ運用のメリット・デメリット
それぞれのメリット・デメリットは
アクティブ運用 | パッシブ運用 | |
メリット | パッシブ運用を上回るリターンの可能性、ファンドマネージャーが資産を守る | 手数料が低い、運用に透明性がある |
デメリット | 手数料が高い、長期的に安定しない | 市場全体のリスク回避をしない、大勝ちをしない |
というようになります。
投資信託を選ぶ際は
アクティブ運用のリターンリスクがその運用者にかなり依存するのに対し、
パッシブ運用はあまり依存しません。
なので、投資信託選びの点ではアクティブ運用よりもパッシブ運用の方が良くなります。
投資信託の始め方
基本的にはオンライン証券で行うことをおすすめします。
SBI証券(ネクシィーズ・トレード)
こちらはSBI証券での口座開設が可能となります。
その他証券会社よりも取扱い投資信託が多く、2,290本から選ぶことができます。
ライブスター証券
こちらは現在キャンペーン中で、 新規口座開設で約2か月(40営業日)手数料無料になるキャンペーンを実施中となっております。
印鑑も不要で、最短一週間以内でお取引を開始できる手軽さも良い点です。
GMOクリック証券
こちらはGMOグループの証券口座です。
口座開設費が無料であることから導入が楽な点が良い点です。
また、GMOクリック証券ならではの分析ツールでは、「財務諸表分析」「経営分析」等ファンダメンタル分析用のツールがそろっています。
こちらはマネックスグループの証券口座です。
高機能なトレーディングツールや、投資用のオンラインセミナーがある点が魅力となっています。
まとめ
投資信託にて、ハイリスクハイリターンを求めるのであれば、アクティブ運用を、
長期的に投資を見据えて、市況が悪い時、買い増しするのであればパッシブ運用の投資信託を選ぶことで、
よりよい投資信託選びが出来ます。
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忙しい人におすすめの投資術ロボアドバイザーWealth Naviの活用について
近年、AIを利用した投資が流行しています。
投資の中でも重要なポイントの一つに、
全投資可能金額のうち、「どの割合で」「どの資産を」もつかというポートフォリオが重要となります。
通常投資家は、ポートフォリオを自分で考えて設計します。
しかし、初心者や忙しい人には最適なポートフォリオを設計することが難しいです。
そこで、人工知能(AI)が代わりにポートフォリオを設計してくれるサービスが、
いわゆるロボアドバイザーとなり、
こちらの
ウェルスナビ
というサービスで可能となります。
なので、
ウェルスナビ
を使うと、初心者や忙しい人でも、
「○年後に○円の利率で運用」
という目標が達成できるようにポートフォリオを設計可能となります。
判断の基準としては、
- 目標利率
- 今の年齢・投資金額
- リスク許容度
等を利用して判断し、ポートフォリオを組みます。
ロボアドバイザーを利用するメリット
上記にも書いたように、ポートフォリオを組む手間がかからないというのはもちろん、
自動で運用をしてくれるということから株価の動きに対し合理的な判断をしてくれます。
人間の場合、心理的ハードルがどうしてもあり、突然の動きに対して非合理な判断をしてしまいがちです。
しかし、売買を行うのがAIであるため、いつも合理的に売買をしてくれます。
導入ステップ
1. 運用プラン診断
6つの質問でまずは運用プランを診断します。
2. WEB申込
メールアドレス、本人確認書類、銀行口座等の入力で申請は完了します。すべてオンラインで完結します。
3. 口座開設
最短2日間で口座が開設されます。
初期入金は100万円以上からとなります。
まとめ
初期に100万円以上の入金が必要なことから、最初のハードルは高いですが、
全て自動でポートフォリオを組み、売買してくれるということから、
初めて投資をしたいという方にはおすすめのサービスとなります。
関連書籍
- 作者: お金のデザイン
- 出版社/メーカー: 金融財政事情研究会
- 発売日: 2016/11/29
- メディア: Kindle版
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ロボアドバイザーについてくわしく説明されている本です。
- 作者: 櫻井豊
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
本の詳しい紹介はこちら。
investor-n.hatenablog.com
ちりも積もればポイントも-楽天ポイント・Tポイント・その他-
以前の記事でマネーフォワードに関する記事を書きました。
investor-n.hatenablog.com
こちらの記事では、銀行・カードと連携することによって、
- 自分がいくら使っているか
- 現在の残高はいくらあるか
を常時確認することが可能となります。
今回銀行・カード以外に連携できるものとして、ポイントを紹介します。
こちらはマネーフォワードの画面で、ポイントの時系列推移を示しております。
いくつかのポイントがマージされたものですが、1年で約2万円分たまっていることがわかります。
しっかり管理することでポイントを有効にためて活用することをおすすめします。
のようなポイントがあります。
楽天ポイント
こちらは楽天カードや楽天銀行・楽天証券を利用している方には有効なポイントとなります。
楽天カード
貯まるポイントは大きく分けて2つ
この2つのタイミングで貯まります。
基本は1%のポイントですが、タイミングがあえば10倍になったり、
モバイルアプリ経由で買うとさらに2倍になります。
また、プレミアムであるだけでもさらに2倍になります。
楽天カードプレミアム
常にキャンペーンをやっているので入会時にポイントがもらえるのも良い点です。
Tポイント
こちらは主にヤフオク・ヤフーショッピングを利用する方にとってはよいポイントとなります。
ワイジェイカード
こちらのカードも楽天カードとほぼ同様に使うだけでポイントが貯まっていきます。
さらにTポイントは下記のサービスとも連携しています。
そのためこれらを使う方はどんどん貯まっていきます。
普段の街の買い物でも貯まるところが楽天ポイントよりも有効な点です。
小田急ポイント・交通系ポイント
こちらはPASMOのオートチャージをする方に関しては有効なポイントです。
小田急ポイントカード【OPクレジット】
PASMOオートチャージまでの設定はめんどくさいですが、一度設定してしまえば、
1回のチャージで、1,000円につき、5ポイント貯まっていきます。
また、小田急百貨店でも貯まっていくので、よくご利用される方にとってはよいカードとなります。
Amazonポイント
基本的にKindleで本を買うと、約20%程度がポイントとしてバックされます。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (16件) を見る
以前、漫画を7冊同時に購入した際は、
約3,000円の商品に対し、約1,200円分のポイントが戻ってきました。
20%どころではなく、40%近くのポイントが戻ってきたこととなります。
- 出版社/メーカー: Amazon.com
- 発売日: 2017/02/01
- メディア: アプリ
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ポイント以外にも様々なメリットがあるので入ってみてはいかがでしょうか?
【補足】マネーフォワードとの連携
今回紹介したポイントは小田急ポイント以外はマネーフォワードと連携ができます、
以前説明した銀行・カードとともに設定しておくことをおすすめします。
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忙しいサラリーマンにおすすめの投資-投資信託積立-
投資信託とは
今回は、投資信託の積立について説明します。
ざっくり説明すると、
「自分の代わりに別の人が株式投資等を行い運用してくれる」
というのが投資信託です。
その投資信託の成績によって、預けた金額の利率が変わってきます。
- 投資信託の選び方
- 積立のメリット
- 始め方
- まとめ
このような流れで説明していきます。
投資信託の選び方
こちらは大きく分けると、
- ハイリスクハイリターンなもの
- ローリスクローリターンなもの
があります。
さらにその中で、
- 国内・海外株式
- 国内・海外債券
- 国内・海外リート
分類の方法としては、
ざっくりいうと、
ハイリスクハイリターン => アクティブ型
ローリスクローリターン => パッシブ型(インデックス型)
とわかれています。
アクティブ型は、
その投資信託会社にファンドマネージャーがおり、そのファンドマネージャー指示の下、現在よりも成績をあげようとするのがアクティブ型です。
一方で、
パッシブ型(インデックス型)は、
何かしらの指標、例えば国内であれば日経平均株価、TOPIX、先進国であれば、MSCIコクサイ・インデックス等の指標を利用し、
それにそって運用するのがパッシブ型(インデックス型)です。
詳しくはこちらの記事にも載せてあります。
investor-n.hatenablog.com
積立のメリット
一言で言うと、
「高値掴みがなくなる」
というのがメリットです。
例を上げると、
株であれば、当然「安い時に買って、高い時に売る」というのが目的となりその差額が利益となります。
この時、買うタイミングで高い時に買ってしまうと逆に損をします。
一方、ある程度高い時に売ったとしても値段がボトムでなかったときは、利益がボトムのときより減ります。
では積立ではどうなるか。
例えば、毎月積み立てているとします。
その時、ある月は高い時に買ってしまったとしても、ある月では安く買えている可能性もあります。
そうして、平均すると結果的に「高値で掴まされる」ということがなくなります。
始め方
基本的にはオンライン証券で行うことをおすすめします。
SBI証券(ネクシィーズ・トレード)
こちらはSBI証券での口座開設が可能となります。
その他証券会社よりも取扱い投資信託が多く、2,290本から選ぶことができます。
ライブスター証券
こちらは現在キャンペーン中で、 新規口座開設で約2か月(40営業日)手数料無料になるキャンペーンを実施中となっております。
印鑑も不要で、最短一週間以内でお取引を開始できる手軽さも良い点です。
GMOクリック証券
こちらはGMOグループの証券口座です。
口座開設費が無料であることから導入が楽な点が良い点です。
また、GMOクリック証券ならではの分析ツールでは、「財務諸表分析」「経営分析」等ファンダメンタル分析用のツールがそろっています。
こちらはマネックスグループの証券口座です。
高機能なトレーディングツールや、投資用のオンラインセミナーがある点が魅力となっています。
まとめ
投資信託はその方針によって運用利率が異なります。
なので複数の投資信託を分散してもつことが重要です。
また積立は高値掴みを防ぐのに重要な方法です。
なので、忙しく毎日チャートを見れない方にはおすすめの方法です。
ポートフォリオも公開しております。
リスクとリターンを意識して取得していくといいでしょう。
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【補足】マネーフォワードとの連携
こちらはたいていの証券会社は可能ですので、
以前説明した銀行・カードとともに設定しておくことをおすすめします。
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データの取得と分析について-マネーフォワードを利用した記録-
マーケターは、あらゆるデータを分析することによって、判断します。
今回、お金のデータ取得と分析をする方法について説明します。
- 【取得】マネーフォワードについて
- 【分析】マネーフォワードの活用方法
- 【補足】マネーフォワードで使えるカード・銀行について
- まとめ
【取得】マネーフォワードについて
マネーフォワードは一言で言うと
「カードや銀行の利用履歴をまとめて表示してくれるサービス」
です。
moneyforward.com
こういう悩みはありませんか?
- 利用している銀行が複数あり、管理が大変
- 利用しているカードがあり、かつそれぞれどれくらい使ったかわからない
- 現在、現金がどれくらいあるか把握していない
- 現金以外の保有資産の価値を把握していない
というような悩みがある場合、全てマネーフォワードで解決できます。
手順は簡単で、
- 提携しているカード・銀行のログイン情報を登録
- 画面で利用状況・残高を確認
という2ステップでデータの取得と分析ができます。
まずは、マネーフォワードを登録してみましょう。
アカウントを開設したら次はカード・銀行情報の登録です。
登録時の注意点としては、マネーフォワードが連携しているカード・銀行じゃないと登録できません。
【分析】マネーフォワードの活用方法
ここからさきは、私はこういう手順で分析しているという話ですので、
色々なやり方があるかと思います。
まずは、確認できること一覧です。
- 銀行に預けている現在の残高
- カードの現在の利用金額
が確認できます。
なので、
- 毎月どれくらいづつ貯まっているか
- 月々いくら使ったか
を分析することで、毎月の支出改善につながります。
予め固定費・変動費を設定できるので、
- 固定費を減らすか
- 変動費を減らすか
この2点が主な改善となっております。
大きなポイントはやはり、自動で記入されるということなので、
買い物で現金を使うことがほとんどなくなりました。
なので、これまで家計簿で挫折していた方は、
是非、マネーフォワードの自動記入システム利用をおすすめします。
【補足】マネーフォワードで連携しているカード・銀行について
楽天カード
こちらは楽天で買い物をする際、ポイントが貯まっていきます。
また、楽天のダイヤモンド会員になるには必須なカードとなっています。
楽天銀行 口座開設
こちらは楽天銀行の口座です。
マネーフォワードとももちろん連携しているので、現金管理によい口座となります。
楽天カードの利用分を引き落としすることで、ポイントも貯まっていきます。
ジャルカード
こちらはよく航空券を利用する方におすすめです。
マイルの計測も全てマネーフォワードで可能です。
小田急ポイントカード【OPクレジット】
こちらはさらにPASMOオートチャージにも対応しているカードとなっています。
連携の方法をいずれ説明するとして、交通費もマネーフォワードで全て対応出来るようになります。
リクルートカード(VISA)
ポイントの対象が、ホットペッパーやじゃらん等と連携可能となります。
美容院の予約をホットペッパービューティーで行っている方は有効なカードです。
また、Pontaとも連携しているので、よく使うコンビニがローソンの方はおすすめです。
ワイジェイカード
ヤフージャパンが運営するクレジットカードです。
ヤフオクやヤフーショッピングを利用する方、Tポイントを利用する方にとってはメリットのあるカードとなります。
まとめ
なにはなくとも一旦マネーフォワードに登録し、
銀行やカードを接続してみてはいかがでしょうか?