マーケター視点の株式投資

マーケティングの仕事をしています。マーケター目線から見たときの投資にまつわることを書いていきます。

3月7日、現在THEOで保有している先進国・新興国株式のETF、6種類について確認していく

THEOの保有銘柄

THEOはユーザーのリスク許容度により、様々な金融商品分散投資します。
その機能としては、

  • 低成長リスク
  • 金利リスク
  • インフレリスク

に対して意味を持つ分散投資です。
今回はそのうち低成長リスクに対して機能を持つ投資先を細かく見ていきます。

低成長リスク

日本自体が人口の伸びが減り、経済的成長が止まっていくというリスクがあります。
ということは投資先も国内の株式市場ではなく、海外の株式市場に投資をすることで日本の低成長による資産の伸びの鈍化を避けるような投資をします。
では具体的にどのようなところに現在投資しているかを細かく見ていきます。

内容としては、
ベンチマークのインデックス
運用会社名
保有銘柄と考察

について確認していきます。

VPL アジア太平洋地域の先進国の大型・中型株

インデックス : FTSEディベロップド・アジア・パシフィック・インデックス
運用会社名 : ザ・バンガード・グループ・インク
保有銘柄国としては、
日本株が56.6%、次いでオーストラリアが19.1%と低成長リスクのためのものにもかかわらず日本が多めとなっております。
具体的には
トヨタSamsungが上位銘柄となっております。
現在、Samsungが大変なこととなっておりますが、長期的には良い変革が起きたのではという意見も。
Samsungトップの逮捕劇は、スマートフォンの売り上げに影響を与えるのか? - iPhone Mania

目論見書はこちら
https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VPL_JP.pdf

VOT 米国の中型の成長株

インデックス : CRSP USミッドキャップ・グロース・インデックス
運用会社名 : ザ・バンガード・グループ・インク
国は100%米国
中身としては

  • Ross Stores Inc. : ファッション・アパレル
  • Edwards Lifesciences Corp. : 心臓に関わる医療製品
  • Equinix inc. : データセンター系事業

等々様々な企業があります。
時価総額としてはEquinixが約1,000億で中では大きい方となっております。
またセクターとしては資本財が23.6%と堅めながらも、
テクノロジーに17.8%とイノベーションが起きるとハネやすい銘柄に割合を割いている印象です。

目論見書はこちら
https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VOT_JP.pdf

VOE 米国の中型の割安株

インデックス : CRSP USミッドキャップ・バリュー・インデックス
運用会社名 : ザ・バンガード・グループ・インク
こちらも米国100%
タイトルどおり、PERが低めの中型株が揃っています。
目論見書より、
金融系が25.2%とこちらも堅めの構成となっております。
具体的にみると、

  • Newell Brands : 消費財メーカー
  • Newmont mining : 採掘

等があります。

目論見書はこちら
https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VOE_JP.pdf

VTV 米国の大型の割安株

インデックス : CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックス
運用会社名 : ザ・バンガード・グループ・インク
こちらも米国100%
目論見書より、
VOE同様金融が22.5%と多数を占めています。
ただ、

等日本でもおなじみメジャーどころの企業が揃っております。

目論見書はこちら
https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VTV_JP.pdf

EWY 韓国の大型株・中型株

インデックス : MSCI 韓国 25/50 インデックス
運用会社名 : iシェアーズ
こちらは韓国がほぼ100%
新興国への投資となっております。
業種としては、新興国らしくITが36.24%を占めています。
企業としては、

等々、韓国を代表する企業がそろっております。

目論見書代わりのデータページがありました。
iシェアーズ MSCI 韓国キャップト ETF

EWG ドイツの大型・中型株

インデックス : MSCI ドイツ・インデックス
運用会社名 : iシェアーズ
保有国は100%ドイツ、
ユーロ圏の先進国への投資となります。
業種としては、一般消費財・サービスが19.04%、素材が14.60%となります。
ドイツの企業があまりわからないのですが、

と唯一SAPがわかるくらいでした。
ユーロ圏の先進国の成長はどのようなものかをみてみましたが、
リーマンショック後からは徐々に伸びているが、現在横ばいくらいとなっています。
AIがどのような判断で長期投資で行こうと判断したかは謎です。

目論見書はこちら。
iシェアーズ MSCI ドイツ ETF

まとめ

THEOでは1ヶ月に一回ほど銘柄を変えているので、
ちょくちょく勉強するチャンスとして追っていこうと思います。