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マーケター視点の株式投資

マーケティングの仕事をしています。マーケター目線から見たときの投資にまつわることを書いていきます。

ロボアドバイザー「THEO」のリスクについての考え方

ロボアドバイザー AI 投資信託 資産管理

リスクとリターンによるポートフォリオ構成

ロボアドバイザー「THEO」では、いくつかの質問によってリスク許容度を算出しその個人のポートフォリオを決めていきます。

  • リスク許容度
  • リターン期待値

こちらは常にトレードオフとなります。

私の場合は、こちらの記事にも書いておりますが、
investor-n.hatenablog.com
そのポートフォリオ構成からリスク許容度は大きく、グロース中心のポートフォリオ構成となっております。

そこで、いくつかリスクという言葉がでてきましたが、
具体的に「THEO」ではどのようなリスクがあるということを示しているか、見ていきます。

3つの「機能別ポートフォリオ

弊社では、日本の経済には3つの大きなリスクがあると考え、それぞれのリスクに対応するために、3つの「機能別ポートフォリオ」を採用しています。

「THEO」にアクセスし、解説をみると上記のようなことが書かれております。
ポイントとしては、

ここでいう「機能別ポートフォリオ」とは、そのリスクに対応するような機能を持つ形でポートフォリオを組むということを意味しています。
引き続き引用をみていくと、
3つのリスクは

  • 低成長リスク
  • 金利リスク
  • インフレリスク

があるという示しております。

そこでそれぞれに対応するポートフォリオが、

という機能別ポートフォリオとなります。

一つ一つ解説を見ていきましょう。

低成長リスクとグロースポートフォリオについて

日本は人口減などの影響で、将来的な大きな生産力増大を期待することが難しい状況です。このため、海外の成長に効果的に投資することがそのリスク回避策となります。この観点で、新興国や成長力の高い先進国の企業の株式に投資を行うのがグロースポートフォリオとなります。

内容をみると、日本の成長が遅れているので、新興国・先進国に積極的に投資していこうという考え方です。
基本的に「THEO」ではインデックス型の運用となります。
つまり、ある指数と連動させた運用となりますが、その際日本の指数・指標と連動させていくと日本は低成長になるため、キャピタルゲインが見込めないばかりか下がってしまうリスクがあります。
それを考えた上で、新興国・先進国の指標を用いてポートフォリオを組み、低成長に対するリスクヘッジを行います。

金利リスクとインカムポートフォリオについて

例えば、日本で通常の貯金を行うと金利はおよそ0.03%しか付きません。日本企業の社債金利に連動し、低い水準に収まっています。このため、投資に見合う金利収入を得ると同時に、ポートフォリオの価格変動を抑えるには、海外の債券に投資をすることが有効な策となります。この観点で、先進国や新興国社債に投資を行うのがインカムポートフォリオとなります。

ザックリ説明すると、日本での銀行金利でのインカムが見込めないので、海外の債権に対し投資をし、金利を上げていこうという戦略です。
特に昨年、マイナス金利を実行したことから日本はさらに金利が下がってくる可能性があります。
そこでグロースポートフォリオと同様、先進国や新興国社債に対して投資します。

インフレリスクとインフレヘッジポートフォリオについて

日本ではこれまでデフレ(物価の下落)が続き、生活者にとって好ましい状況になっていましたが、アベノミクス以降、政府ではインフレへの移行を目指しています。物価が上昇すると、同じお金で買えるものが少なくなるため、実質的な資産価値が減ってしまうことになります。このリスクに対応するのが貴金属や通貨に投資をするインフレヘッジポートフォリオとなります。

いつ、物価が上昇するかわからない時代になってきています。物価が上がると、現在の通貨の価値が相対的に下がるため、
「物価が2倍になる => 現金の価値が1/2になる」
というロジックがなりたちます。
なので、その分「物」や「別の通貨」を持つことでリスクヘッジする。それがインフレヘッジポートフォリオです。

まとめ

「THEO」では3つのリスクから3つの機能別ポートフォリオを構成する仕組みとなっています。
「THEO」での投資をしないまでも、
自分のリスク許容度からどのようなポートフォリオを組むべきかを分析するところまでは行ってみてはいかがでしょうか?

参考図書

ロボアドバイザーの資産運用革命

ロボアドバイザーの資産運用革命