マーケター視点の株式投資

マーケティングの仕事をしています。マーケター目線から見たときの投資にまつわることを書いていきます。

三菱UFJが一歩リード? / 2016年にリリースされた人工知能x金融機関のプレスリリースまとめ

ニュースリリースや記事まとめ

2016年にリリースされた、記事をまとめてみました。
テクノロジー活用(人工知能活用)の観点から企業分析をします。

2016年5月8日 三菱UFJ信託 AIが運用する投信

www.nikkei.com

こちらは投資信託の運用をAIが行う仕組みについてのニュース。
アドバイザーではなく、実際に運用を行う点がポイント。
記事によると運用金額をKPIとしており、成績については言及がなかった。
PDFではあるが、数理科学を利用するクオンツ運用に関するリリースも。
http://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201606_1.pdf


2016年6月12日 三井住友銀行 AIによる金融商品提案

www.sankei.com
こちらはロボアドバイザー的に人工知能を活用するというリリース。
アンケートを利用した脳科学的にもアプローチをし、
顧客のリスク許容度等の投資パターンを理解した上で提案をする。

www.smbc.co.jp
他にもAIを活用したセキュリティ強化を行う。


2016年8月5日 じぶん銀行xベンチャー企業 AIを活用した外貨預金サポートツール

人工知能(AI)を活用した外貨預金サポートツールの開発検討について、「MUFG Fintech アクセラレータ・プログラム」参加ベンチャーのAlpacaDB, Inc. と合意 | じぶん銀行
Alpacaという企業と組み、外貨預金に関するサポートツールを人工知能技術を利用して開発。
ディープラーニングを利用し、徐々に賢いシステムになっていくようなシステムとなっている。
Alpaca inc. についてはこちらから。
会社情報 | アルパカ



2016年9月2日 三井住友FG カード不正利用をAIで検知

www.nikkei.com
記事のタイトルはカード不正利用をAIで検知とあるが、
実際に記事をみたところ、様々な分野でAIを用いると書いている。


2016年9月16日 みずほ銀行xソフトバンク AI活用の融資

www.nikkei.com
こちらは、顧客分析としてのAI活用。
顧客ごとの返済能力をデータとし、AIによる貸付上限や金利を決める。
審査にかかる時間を短縮することで、顧客獲得やコスト削減をめざす。

AIの活用方法について

上記までの活用方法を見る限り、

  • ロボアドバイザー
  • 運用の自動化
  • 顧客分析

これらが主な活用用途となっています。
おそらく、難易度としては運用の自動化が最も高いと思うので、
人工知能活用としては、
三菱UFJが一歩リードなのではないでしょうか?